医療の進歩や生活環境の発展によって、超高齢社会が進む日本ですが、
平均寿命と健康寿命の違いはご存じでしょうか?

平均寿命は統計学上の平均余命ですが、
健康寿命というのは日常生活を制限されることなく健康的に生活を送ることができる期間のことです。

出来れば、いつまでも健康でいて、その差が少ない状態でありたいと思うのですが、
厚生労働省の調査によると、平成22年の段階で男性は9年、女性は12年の差があるということです。

その中で支援や介護が必要になる原因の第1位として挙げられるのが認知症です。

認知症といっても軽度のものから重いものまで様々ですが、
認知症になってしまった場合によくある悩みとして、
ご自宅での自立した生活に支障が出てきたので介護施設などへの入居を希望されるケースがあります。

そのような場合に、自宅は空き家になるし、
施設への入所や将来の介護費用はどれだけかかるかわからないのでご自宅を売却したいという相談を頂くことがあります。
ここで問題になってくるのは、その不動産の持ち主の認知症の状態です。

②へ続く・・・